初めてのAWS

投稿日 2014/12/27

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AWSとは

AWS logo

AWS とは "Amazon Web Service" の略です。名前は "Web Service" ですが、実際はもっと幅が広くて "Cloud Service" と言ったほうが適切です。

Cloud Service とは何かと言うと、これも幅が広いのですが、この場合は、「プラットフォーム」を提供するサービスです。これはよく "Paas" などと呼ばれることがあります。

具体的には、インターネット上のどこかに仮想的なサーバがあってそれを自分のもののように使えるようにしたものです。このインターネット上のどこかは、はっきり見えないので「雲」(Cloud) ということなんでしょうね。

 

AWSを利用するには

本来、AWSは有料のサービスですが、何と1年間はお試し無料ということになっています。(2014現在)

 AWS クラウド 無料利用枠

無料ですが、いくつか条件があって「クレジットカード」と「電話」が必要です。Amazonの会員ならアカウントがあるので、クレジットカードは登録してあると思います (ただし、クレジットカード情報の再入力が必要)。電話は本人確認のときだけ必要になります。クレジットカードへの請求は、1年以上経ったとき、有料サービスを利用するとき、無料枠の制限以上にたくさん利用したときなどに実際に請求が来ますが、そうでなければ請求はないはずです。

具体的な申込み手順は動画がアップされているので、そちらを見るのが一番簡単です。下のリンクは「ドットインストール」というサイトの動画です。動画は #01から#17まであります。

 #01 Amazon Web Servicesとはなにか?

この動画を見て「何を言ってるのかわからない」という人は利用するのはやめたほうがいいでしょう。けっこう、スキルが必要です。ITスキルだけでなく英語力も必要です(ドキュメントの多くが英語のため)。

Amazonのサイトにもわかりやすい説明があります(下記)。

 AWS アカウント作成の流れ

無料枠で利用できるサービスの種類も制限があります。でもよく利用される EC2S3 は無料枠の範囲に含まれています。ただし、無料の範囲には制限があるので注意が必要です。無料の範囲を超えると、請求が来るはずです。

EC2の場合、無料なのは1か月750時間 (Linux、RHEL、または SLES, Windows t2.micro インスタンス使用量) だそうです。S3 は 5GBまで、20,000 件の Get リクエスト、2,000 件の Put リクエスト までだそうです。つまり、EC2 を1カ月連続運転しても無料ということですね。

 

EC2の概要

EC2は Elastic Compute Cloud の略で、弾力性のあるクラウド上のコンピュータみたいな意味です。日本ではよく「レンタルサーバ」(たぶん和製英語)という言葉が使われますが、EC2もこのレンタルサーバの一種です。

 Amazon EC2

サーバなのでOSはUnix系が主ですが、Windows Serverも選べます。LinuxだとAmazonオリジナルのAmazon Linuxの他、CentOS、Debian、Ubuntuなどが使用可能です。RHELやSLESも選べるようですが、こちらは有料のようです。

サーバの規模(能力)もいろいろありますが、無料枠では最小の t2.micro のみが利用可能です。お試しには十分な能力がありますが、実際に業務に使う場合は、業務の規模に合わせて他のタイプを選ぶ必要があるかもしれません。

 

S3の概要

S3 は Simple Storage Service の略だそうです。こちらはリモートディスクみたいなものです。でも単なるストレージではなくて、ウェブサーバとしても利用可能です。ただ、CGIのようなものは使用できないので、スタティックなHTMLや画像ファイル等を置くだけしかできません。

EC2 と違ってストレージ機能に特化したサービスなので、その辺の機能は高速、大容量、高信頼性らしいです。

使い方は簡単でファイルをアップロードすれば、すぐブラウザで見たりすることができます(ただし、ファイルごとにセキュリティの設定変更は必要)。

 

その他の無料枠サービス

2014末現在、利用可能な無料枠のサービスは以下の通りです。

 無料枠サービス

具体的には次のようなサービスが無料で利用できます。

  1. Amazon EC2 仮想サーバ
  2. Amazon S3 データストレージ
  3. AWS Lambda イベント発生時にユーザのコードを実行しリソースを自動的に管理する。
  4. AWS Key Management Service 管理制御で暗号化を容易にする。
  5. Amazon Cognito モバイルユーザIDとの同期。
  6. Amazon DynamoDB NoSQLデータベース。
  7. Amazon CloudFront エンドユーザにコンテンツを配信。
  8. Amazon RDS リレーショナルデータベース (MySQL, Postgres, Oracle, SQL Server, Amazon Aurora)
  9. Amazon EBS EC2インスタンスにアタッチ可能なストレージボリューム。

 

料金

気になる料金ですが、無料枠を超えたり有料サービスを利用すると期間中でも請求されます。また、無料期間を終えた後(つまり1年後)から請求が来ます。

もし、1年以上、利用するつもりなら有料になった時のことも考えておく必要があります。

個人利用なら一番安い Linux t2.micro がお勧めです。これは、

t2.micro: 1 GiB のメモリ、1 vCPU、6 CPU クレジット/時、EBS のみ、32 ビットまたは 64 ビットプラットフォーム

というスペックですが、個人利用なら十分な性能だと思われます。OSとして、フリーのLinuxの他、RHELやWindows Serverも選べますが、無料期間後も使用するつもりなら利用料金が高いのでやめたほうがいいです。

無料期間後の料金ですが、従量制と前払い、その併用を選べます。前払いなら従量制より安くなりますが、あまり使わないなら従量制の方が安くなります。

リージョン (サーバの設置場所) によっても料金が違います。一番安いのはオレゴン (カリフォルニアの北側の州)で東京よりかなり安いです。3年契約だとオレゴンと東京の差は$100近くになります。

一番安い Linux t2.micro の比較表を下に示します。これは EC2 だけの料金ですから、他のサービスを利用していれば、もっとかかることになります。

Linux t2.micro 比較表 (2014年)
リージョン従量払い(1時間)従量払い(1か月概算)1年前払い3年前払い
東京$0.020$15$126$247
オレゴン$0.013$9.75$75$151
北カリフォルニア$0.017$12.75$100$209

下のリンクはAWS料金の詳細です。(Amazonのサイトへジャンプします)

 AWS料金表

実際にいくら使ったかは、下の画面で確認できます。この画面は AWS コンソールの右上に表示されているユーザ名のサブメニューからは入れます。


 

 


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