人気プログラミング言語ランキング

投稿日 2015/02/19

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はじめに

INTERNETCOM というサイトですが、「Perl 人気が過去最低に ― プログラミング言語の人気ランキング TIOBE インデックス」 という記事が出ていました。

それによるとオランダの TIOBE Software という会社がTIOBE Index というのを毎月出しているようです。これはインターネットのGoogle などの主要サーチエンジン(の検索数) によって計算されているそうです。

この記事を書いている時点でのランキングは下のようになっていました。



感想

C 言語

C 言語が1位を保っているのはすごいですね。C 言語が登場したのは、Java や C# よりずっと前です。Wikipedia によると「C言語(シーげんご)は、1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーが主体となって作ったプログラミング言語である。」となってます。

その理由ですが、やはり Linux (Unix) との関係が深いせいでしょうね。C 言語なくして Linux (Unix) はあり得ませんから。OS それ自体も C 言語で書かれていますが、各種コンパイラや各種のツールやコマンド類も C 言語で書かれているはずです。

Linux (Unix) に限らず Windows や Android の主要部分も C 言語で書かれているはずです。

日本では残念ながら求人数を見る限り C 言語のシェアはあまり高くない感じです。C 言語はオブジェクト指向でないし、使いこなすにはそれなりに時間もかかります。

昔は業務系アプリなどにも使われていましたが、最近は Java に置き換えられて国内ではメーカーや大学、研究所などでの利用が主でしょうね。


Java

Java ですが、C 言語に肉薄してますが、なかなか1位になれません。でも、国内ではたぶん1位でしょうね。最近では、業務系アプリの多くが Java を採用しています。こういうアプリは、昔 Cobol が多く利用されていましたが、最近はどんどん Java で置き換えられているようです。

国内で Java が人気なのは、「1990年代前半に登場しそれなりに実績がある」、「コンピュータの性能が上がり、当初問題とされた速度の問題が解消された」、「Java エンジニアが多くいるので開発コストやリスクが低い」などがあると思います。

一時、開発が低迷しましたが、今は Java 8 になっています。しかし、最新の機能を利用しているところはほとんど見かけません。未だに 3 とか 4 を使っているところもあります。


C++ 言語

C++ は C 言語にオブジェクト指向を追加した言語で互換性があり、C++ コンパイラは C コンパイラでもあります。つまり、上位互換です。

C 言語でも OS のような相当大規模なプログラムが開発されていますが、手続き型の言語のため、大規模なプログラムでは見通しが悪く開発コストが大きいです。

C++ だとクラスや名前空間が使えるので見通しはよくなりますが、やはりポインタを多用する必要があったり、言語仕様が大きく習得が大変とか問題もあります。

という訳で国内では、あまりシェアは大きくないと思います。


Objective C

これは iPhone の開発言語として注目を浴びましたね。C++ 同様に C 言語にオブジェクト指向を追加した言語です。Apple 系の開発では Objective C が主要言語ですが、他ではほとんど見かけません。Apple ファンなら習得する価値はあるかもしれません。


C#

Microsoft が Java の対抗として1990年代後半に新たに開発した言語です。 .NET Framework 上で動作し、名前の通り C 言語と文法的に似ていますが、機能的にははるかにパワフルです。

Windows の主要開発言語になっていますが、Linux などでは一部の機能しかサポートされていません。

国内もよく使われていますが、パワフルな機能を使いこなせているところは少なそうです。


JavaScript

もともとは Netscape (今の Firefox) のウェブページをクライアント側で操作するために作られた言語ですが、近年、ウェブアプリの流行に伴って、ブラウザで動作する唯一の言語として再び重要性が増してきています。

最近では、Node.js のようなサーバサイド JavaScript も利用されるようになってきました。

オブジェクト指向も利用できますが、「プロトタイプ型」とかで他の言語とは毛色が違いわかりづらいです。また、非同期処理が多いため、ネストが深くなると訳が分からなくなりデバッグが大変になりますね。


PHP

サーバサイドのスクリプト言語としてウェブアプリの開発でよく利用されています。比較的習得が容易なので、あまり大規模でないウェブアプリではメジャーな処理系でしょうか(大規模なものは Java や ASP.NET が多い)。

PHP のバージョンはしばらく 5.x で止まったままになっていて、6.x は出ないで 7.x が出るとか言われています。

個人的な意見ですが、7.x が出ても 5.x で十分な感じなので、いまさら 7.x に移行するのは少ないでしょうね。


Python

日本ではあまり見かけませんが、欧米では人気のあるスクリプト言語です。Python は Java などと違ってブロックをインデントを使うので、{ } を使いません。このため、ネストが深くなると訳が分からなくなりますが、関数などにして深くしないようにすれば問題ないです。

文法はシンプルでわかりやすいです。

バージョン 2.x と 3.x は完全な互換性がないので、開発にどちらを選ぶか悩ましい問題です。3.x はまだサポートされてないモジュールとかあるし、2.x はいずれなくなるだろうしということで。現在のところは、まだ 2.x のほうが優勢のようです。


Visual Basic.NET

これも Microsoft が新たに開発した言語です。それまで使われてきた Visual Basic とは互換性がないので注意が必要です。

C# とは兄弟のような関係で、C# でできることはほとんど Visual Basic.NET でも可能です。しかし、どちらかというと Visual Basic.NET は Visual Basic の資産を .NET 環境に引き継ぐという性格が強いですね。


Delphi (Object Pascal)

Delphi というのは 開発元の Borland社 (今はないですが) の商品名で、言語としては Object Pascal です。Pascal という言語にオブジェクト指向を追加したもので、かつては、高機能・高性能 Windows アプリケーションが簡単に作れるということで人気がありました。

国内でも、まだわずかに使われていますが、かなり減ってきたようです。C# などと違って、Win32 で動作するので、画面があって高速な Windows アプリを作ろうとすると、現在でも唯一の選択かもしれません。


Perl

かつてはサーバサイドで CGI を書くための人気言語でしたが、最近は PHP などにその座を奪われ、人気が低迷してます。たぶん、若い人で Perl を習得しようという方は少ないでしょうね。言語仕様が特殊でわかりにくそうですし、いろいろ短い書き方などがある反面、トリッキーで保守性が悪いというデメリットもあります。

でも、習得するとちょっとした小さなプログラムが簡単に書けるのは重宝しますね。

Perl 5.x と Perl 6 は互換性がなくて別言語と考えたほうがよいそうです。Perl 6 は利用者が少なく、実質 Perl 5.x で開発が止まった状態です。(逆に安定しているとも言える)


Ruby

上の表には出ていませんが、20位にかろうじて残っています。来年は番外になるかもしれません。しかし、開発者が日本人なので国内では利用者が多くいます。

Perl のような独特の言語仕様なので、他の言語の利用者にはちょっとわかりづらいかもしれません。

キラーアプリとして Ruby on Rails がありますが、こちらの人気低迷の影響を受けているのかもしれません。

 

 


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