Ubuntu 16.04 Server の設定例

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はじめに

下記のサイトからダウンロードした 64bit 版 Ubuntu Server 16.04 のインストール後の設定例です。インストール自体は、ほとんど何もせずに終わるはずです。

releases.ubuntu.com/16.04/

注意 この記事は VMWare Workstation 12 Player へインストールした場合のものです。


キーボード設定の変更

キーボードのデフォルトが日本語になっていないので日本語キーボードに変更する。

sudo loadkeys jp


loadkeys コマンドをいちいち入力するのは面倒なので、/etc/default/keyboard を編集して日本語キーボードの設定に変更する。

sudo vi /etc/default/keyboard
変更前

変更後

 

ネットワーク設定の変更

デフォルトでは DHCP で IP アドレスを取得するようになっている。これだと、サーバとして使うには不便なので IP アドレスを固定にする。ここでは、192.168.1.161 に設定している。

固定 IP アドレスにするには、/etc/network/interfaces を編集する。下にその編集例を示す。まず、"iface ens33 inet dhcp" をコメントアウトする。そして、下 5 行を追加する。これは一例なのでそれぞれの環境に合わせて IP アドレスの変更が必要。


変更を上書き保存したら、次のコマンドを実行してネットワークサービスを再起動する。

sudo service networking restart

ネットワークサービスが再起動したら "ip a" コマンドを実行して変更が反映されたかを確認する。


ping コマンドでどこかのサイトの応答が返るか確認する。

この例では VMWare Player のネットワーク設定はブリッジにする。NAT の場合は DHCP のままでよい。

注意 以前の Ubuntu のバージョンでは eth0 が使われていたが、ens33 (場合によってはこれと違う場合もあり) になっている。ens33 は eth0 の別名らしい。

 

ホスト名の変更

必要なら /etc/hostname を編集してホスト名を変更する。デフォルトは、"ubuntu" になっている。

また、必要なら /etc/hosts を編集して他のホストの IP アドレスを追加する。(hosts のホスト名は必ず変更したホスト名に合わせること。)


 

タイムゾーンの設定

次のコマンドを実行してローカルタイムを JST (日本標準時) にする。

sudo ln -sf /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

設定変更後、date コマンドで時刻 (JST と表示されること) を確認する。

Fri Apr 29 08:06:19 JST 2016

 

sources.list の修正

"/etc/apt/sources.list" を編集して、apt-get コマンドを実行したときのインストール元を Ubuntu DVD からネットワーク上のサイトに変更する。

"deb cdrom:[Ubuntu-Server 16.04 LTS _Xenial Xerus_ ..." をコメントアウトする。

 

更新のインストール

次のコマンドを実行して、インストール済みのファイルを最新のものに更新する。

更新が終わったら、念のために Ubuntu を再起動する。

sudo reboot

 

SSH サーバのインストール

次のコマンドを実行して SSH サーバをインストールする。これは他のアプリをソースインストールする場合に使用される。

sudo apt-get install openssh-server

インストールが成功したら、TeraTerm などで SSH で接続できるか確認する。

接続設定
接続例

 

gcc, g++ のインストール

次のコマンドを実行して C/C++ コンパイラをインストールする。

sudo apt-get install gcc
sudo apt-get install g++
sudo apt-get install make

 

ProFTPD (FTP サーバ) のインストール

次のコマンドを実行して ProFTPD をインストールする。

sudo apt-get install proftpd

ユーザのホームディレクトリを FTP ホームとする場合、特に設定は変更しなくても get / put できる。


ソースインストールする場合

gcc と make の動作確認も兼ねてソースインストールしてみる。(apt-get でインストールもできる)

http://www.proftpd.org/ から gz ファイルをダウンロードして解凍する。解凍されたフォルダに移動して次のコマンドを実行する。

インストールが終わったら sudo proftpd を実行して FTP サーバを起動する。

 

JDK (Java) のインストール

下記のサイトから JDK (gz ファイル) をダウンロードしてインストールする。32ビットと64ビット版があるので、自分の Ubuntu がどちらかを確認してからダウンロードする。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/

ダウンロードしたら gz ファイルを解凍する。

tar xvfz jdk-8u91-linux-x64.tar.gz

解凍が終わったら、そのフォルダごと /opt へ移動する。そして、環境変数 PATH に /opt/jdk/bin を追加する (.profile ファイルを編集)。

 

LAMP のインストール

MySQL

次のコマンドを実行して MySQL をインストールする。

sudo apt-get install mysql-server

インストールが終わったら root でログインできることを確認する。

mysql -u root -p

HTTP サーバ (Apache2) のインストール

次のコマンドを実行して Apache2 をインストールする。

sudo apt-get install apache2

インストールが終わったら、ブラウザで次のようなページが開けることを確認する。


必要なら /etc/apache2 の中の conf ファイルを編集してオプションを変更する。CGI を使うためには /etc/apache2/mods-enabled に (cgi.conf と*) cgi.load のシンボリックリンクを作成する。

(sudo ln -s ../mods-available/cgi.conf cgi.conf *)
sudo ln -s ../mods-available/cgi.load cgi.load
sudo service apache2 restart

CGI ファイルはデフォルトでは /usr/lib/cgi-bin の下に作成する。

CGI ファイルを作成したら実行権を与える必要がある。

* cgi.conf はなくてもよい。これは conf-available/serve-cgi-bin.conf で定義してあるため。もし動作しない場合は作成してみる。内容は次の1行。()

ScriptAlias /cgi-bin/ /usr/lib/cgi-bin/

PHP のインストール

次のコマンドを実行して PHP7 をインストールする。

sudo apt-get install php

もし、これで正しく動作しない場合は、libapache2-mod-php と php-common をインストールしてみる。

さらに必要なモジュールをインストールする。下記は一例である。

/etc/php/7.0/fpm/php.ini をエディタで開いて、date.timezone を次のように変更する。必要なら他のオプションも同時に変更する。

date.timezone = "Asia/Tokyo"

エディタで /var/www/html に phpinfo.php を作成する。内容は <?php phpinfo(); ?> の1行のみである。


最後に Apache2 を再起動する。再起動後、phpinfo.php を開いて、追加したモジュールが利用可能かを確認する。

sudo service apache2 restart

 

ruby のインストール

次のコマンドを実行して ruby をインストールする。

sudo apt-get install ruby

インストールが終わったら、gem インストールで使用されるライブラリをインストールする。下のコマンドは一例である。

次に必要な gem ファイルをインストールする。以下は一例である。

gem list コマンドを実行してインストールされた gem を確認する。

 

node.js のインストール

次のコマンドを実行して node.js と npm をインストールする。

sudo apt-get install nodejs
sudo apt-get install npm

必要なら npm で node モジュールをインストールする。以下は一例である。

 

その他のコマンド

vim

vim がプリインストールされていないので、vim をインストールする。vi コマンドはインストール後は vim のショートカットとなる。

sudo apt-get install vim

7zip

次のコマンドを実行して 7zip をインストールする。 7zip は様々な圧縮形式に対応しており、Windows とのファイルの圧縮解凍に重宝する。

sudo apt-get install p7zip-full

sysv-rc-conf

これは、サービスの自動起動設定をビジュアルに行うツールである。次のコマンドを実行して ruby をインストールする。起動するときは管理者として実行する。

sudo apt-get install sysv-rc-conf
sudo sysv-rc-conf